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【松阪GⅢ最終日S級決勝】新山 番手捲りGⅢ6V

 松阪競輪開設75周年記念「蒲生氏郷杯王座競輪」(GⅢ)は10月13日、12Rで決勝戦が行われ、新山響平(31=青森)が最終2コーナー番手捲りで押し切り。24年11月の四日市以来6回目のGⅢ優勝を飾った。

 2着は渡部幸訓、3着は佐藤一伸。北日本決着となった。

酒井に感謝「すごいカカリ」

 渡部が気合のスタートで前を取り切る。酒井が赤板前から誘導との車間をたっぷりと空け、カマシ気味に来た郡司を赤板過ぎに突っ張り切る流れ。佐藤、渡部が外を回って新山の後ろに付き直す。この時点で北日本ペースは確定した。

 「酒井君がぎりぎりのところで郡司さんを合わせてくれた。頼もしかったし、すごいカカリでした」

 古性が5番手に追い上げ、郡司は7番手に下げる。浅井は最後方。一本棒のまま最終ホームを通過した。

 「誰か来てからではラインで決まらないと思った。迷わず踏ませてもらった」

 新山は最終2コーナーで番手捲りを敢行する。そのままゴールに駆け込み、渡部(2着)、佐藤(3着)との北日本決着を演出。昨年11月の四日市以来6回目のGⅢ優勝を決めた。

 「けっこう疲れがある中で結果を出せて良かった。寛仁親王牌へは、もうひと追い込みして行きたい」

 賞金ランク9位だが、目指すはGⅠ優勝枠でのGP出場のみ。〝北の至宝〟による猛チャージが始まる。(岡田 光広)

 ◇新山 響平(しんざん・きょうへい)1993年(平5)11月2日生まれ。青森県出身の31歳、107期生。22年11月の競輪祭でGⅠ初優勝。GⅢVは今回で6回目。師匠は坂本勉(57期・引退)、実兄は98期の新山将史。1㍍72、76㌔。血液型A。

 次走 優勝した新山、2着の渡部は23~26日の前橋GⅠ寛仁親王牌。3着の佐藤は27~29日の青森FⅠに出走予定。

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